我が家に柴犬の里子が来たのはもう20年前なんですけど
ほんとちっちゃくて可愛かったですよ。

私もまだ、高校生だったので、「今更犬かよ」ッて思ったけど
こんな私も、1年後には東京に出て行ってしまうので
この柴犬が我が家のアイドルとしていてくれれば
両親も安心かな。って思ったもんです。

一度は、鎖につないで犬小屋に入れていたけど
毎日「くーくー」寂しく泣くから
ついに、家の中で放し飼いになっちゃいました。

結局家族み~んなのアイドルとなりました。

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結構やんちゃだったから、家を飛び出してどっかに
消えてしまったことがあり、気づいたら車に引かれてたなんてことも
すっごいビックリしたけど、肉球から血がでたぐらいですんで
ほんとよかったです。

若いころといえば、全然病気なんかしないので
犬って丈夫だななんて思っていました。

8歳ぐらいだったかな。人間でいうところの
48歳ぐらいの頃でしょうか。
お腹がパンパンに腫れ上がってまともに動けない状態になりました。

あれだけ元気だったうちの犬がこんなになるなんて
ちょっとショックだったです。

一番、うちの母がよく面倒を見ていたから
獣医に見てもらって、膨れたお腹を手術しました。
どうやら、膿がスゴイ溜まっていたらしくそれが
大きなお腹となっていたそうです。

うちの母はいくらかかったかは教えてくれなかったけど
なかなか結構なお値段がした模様。

うちの家族だから、値段はあんまり聞かないでおこうと思いました。

13歳ぐらいになった頃でしょうか。
人間で言うと68歳位だそうです。

なんだか、半身不随になって起き上がれなくなりました。
そろそろヤバイんじゃないか?なんて、家族の中でも話がでていたけど
まだ、笑い話で終わってた段階。

東京で働いていた私は、病状がわからなかったのでとりあえず
実家に戻って、犬の様子を見に帰省したところ

最初は寝たきりだったうちの犬が翌日には
私の目の前で起き上がることに成功しました。

どうやら母は犬が心配で外に散歩へも出してあげなかったようなので
相当体力は弱っていたけれど、しっかり立つことが出来ました。

今思うと、私が戻ってきたことが相当嬉しかったようで
あまり動かないしっぽを一生懸命ふっていたのが今でも記憶にあります。

この期をさかいにすっかり元気を取り戻し
ふたたび散歩へも出かけれるように回復しました。

この時の奇跡は今でも忘れられません。

16歳になる1ヶ月前、もう今回が本当にダメかなと
家族で話が出た頃、再度私も帰省することにしました。

やはり、家族が言うとおり、犬用のおむつもしているし
目は白内障の用で、ほとんど見えない状態

いつものように頭をなでてみるも、
どうやら、私が誰かがわからないようで
噛み付いてくる始末。

仲が良かった頃を思い出しながら、
変わり果ててしまったうちの犬をみていて
本当に胸が張り裂けそうでした。

その後、しばらくして16歳の誕生日を迎える2週間前
家族が気をきかせて早めに用意したケーキを目の前にして
長い生涯を閉じました。

いろいろな幸せを分けてくれて
家族一同、本当にありがとうとこの場をかりて
言わせてもらいたいです。

「ありがとうモモちゃん」